香川県外居住の相続人が香川県に在住の後妻に遺産分割を求めた事例
【ご依頼者様の属性】
年代:50代
お住まいのエリア:香川県外
相続人との関係:息子、娘
遺言の有無:なし
相続財産の種類:預貯金、生命保険、車両、不動産(自宅)
【相手方】
年代:60代
お住まいのエリア:県内
相続人との関係:被相続人の後妻
【ご相談のきっかけ、背景】
ご依頼者様のお父様が他界しました。相続人は、ご依頼者様らと、お父様の後妻の3名です。後妻とは、これまでコミュニケーションがほとんどありませんでした。相続発生後、少し話をされたようですが、不信感が募る結果となってしまったようです。
遺産の調査などからしていただき、円滑に解決してほしいということで当事務所にお問い合わせいただきました。
【当事務所の対応】
まず始めに相手方本人に通知を送り、ご依頼者様には連絡せず、当事務所のほうに連絡するようお願いしました。それと平行して、お父様の遺産調査を開始しました。調査の結果、2300万円程度の遺産があることが分かりました。
相手方に遺産の内容と分割方法についての提案をこちらから致しました。相手方には代理人弁護士がつき、順調に交渉が進みました。
【結果】
・ご依頼者様らは、それぞれ遺産の4分の1ずつに相当する現金を代償金として取得することができました。
・解決期間はご相談いただいてから9ヶ月程度で解決できました。
【担当弁護士よりひとこと】
遺産の内容や評価を事前にしっかりと調査検討した上で相手方も納得するであろう分割案が提案できれば、相手方の感情を害することなく、円滑に解決することができます。
相続について、よく分からない状態で話し合いを始めるのではなく、しっかりと準備をした上で、話し合いを始めた方が結果として早期解決に至るケースも多くあります。どんなことを準備したらよいか分からないというかたは、話し合いを始める前に弁護士にご相談ください。
当事務所にお問い合わせの多い内容
よくあるご質問について
- 亡き父が遺産のすべてを内縁の妻に相続させるという遺言を残していた事例(相続人からの遺留分の請求)(高松市外)
- 亡くなった実母の遺産について、妹から、相談者は実母の本当の子ではないと主張され相続放棄を求められるも交渉により800万円を獲得した事例(高松市在住)
- 故人の滞納した母子福祉資金貸付金を相続放棄して解消した事例(高松市在住)
- 連絡が取れなかった相続人と弁護士が付くことで連絡がとれ早期に解決できた事例(香川県在住)
- 香川県外居住の相続人が香川県に在住の後妻に遺産分割を求めた事例
- きょうだいの1人に夫婦の財産が承継されるよう夫婦で遺言を作成した香川県内の事例
- 遠方(東京)に住んでいる相続人の財産を調査し、相続放棄をできた事例
- 父親の遺産の使い込みが指摘され、領収書を精査し支出を明らかにしたことで和解できた事例
- 母の預貯金を無断で使い込みしたことが疑われ、訴訟となったが、取引明細の開示による和解できた事例
- 遺言無効を訴えられ調停を起こされたが、証拠によって遺言の有効性が認められた事例