遠方(東京)に住んでいる相続人の財産を調査し、相続放棄をできた事例
ご依頼者様の属性
性別:男性
年代:30代
お住まいのエリア:市外(関東圏)
被相続人の属性
ご依頼者との関係:父
遺言:無
相続財産の種類(不動産、有価証券など):不動産・預貯金
ご相談のきっかけ、背景
ご自身の父の相続についてご相談頂きました。
被相続人は高松に住居を持っていました。財産として、不動産の他、預貯金が多少ある程度だと思っていました。
相談者は東京に住んでいて、この不動産に関わることもないし、兄と姉らが父の不動産を引き継いで、それと一緒に預貯金も引き継いでもらえればと思っていました。被相続人の遺産を調査し、思っているとおりの遺産であれば相続放棄をしようと考えました。
しかし、相談者の住まいが遠方であるため、相続調査をするのはとても労力がかかることもあり、調査から放棄まですべてお任せしたいと、初回からWEB面談でご相談いただきました。
当事務所の対応
相談者との打ち合わせは、すべてWEB面談で対応しました。
被相続人には前妻がいて、相続人の範囲についても不明な点があったので、そこから調査にかかりました。相続人の範囲が確定したあと、被相続人が利用している可能性があるすべての金融機関へ照会をかけ、自宅以外の不動産がないか確認するために名寄せ帳の取り付けなどをしました。
調査が完了したのち、遺産目録を作成し、相談者に報告を致しました。
相談者の認識と実際の遺産に、食い違いがほとんど無かったため、当初の予定通り相続放棄をすることにしました。
家庭裁判所へ申し立てをし、審判がおりたところで、相談者に相続放棄の証明書をお送りしました。
また、相談者が相続放棄した後、残りの相続人の間でどのように遺産を取得することが各関係者の利害関係から適当かと言うことも提案書を作成し、提示させていただきました。
結果
◆ご相談者様には、案件終了時に下記書面をお送り致しました。
・相続放棄申述受理通知書(裁判所より交付されたもの)
・相続放棄受理証明申請書(裁判所より交付されたもの)
・遺産分割方法についての提案書(弁護士作成)
・相続人関係図(弁護士作成)
・遺産目録(弁護士作成)
◆解決までの時間
約2ヶ月
担当弁護士よりひとこと
被相続人の自宅や、その他の保有不動産・保有財産等が、香川にあるけれど、相談者は県外に住んでいて、なかなか香川に来ることも、被相続人がどのような生活をしていたのかということも、わからないケースというのが増えています。
当事務所であれば、遠方にお住まいであっても、WEB面談という形で弁護士と顔を見て相談することができ、相談者自身が一度も香川に来ることなくとも、手続きを完了させることができます。
このような相談の場合は、相談者の居住地の弁護士より、実際に遺産が存在するところの弁護士事務所に相談した方が、遺産の実態が明らかになりやすいと考えます。同じような状況にある方は、是非、当事務所にご相談ください。
当事務所にお問い合わせの多い内容
よくあるご質問について
- 亡き父が遺産のすべてを内縁の妻に相続させるという遺言を残していた事例(相続人からの遺留分の請求)(高松市外)
- 亡くなった実母の遺産について、妹から、相談者は実母の本当の子ではないと主張され相続放棄を求められるも交渉により800万円を獲得した事例(高松市在住)
- 故人の滞納した母子福祉資金貸付金を相続放棄して解消した事例(高松市在住)
- 連絡が取れなかった相続人と弁護士が付くことで連絡がとれ早期に解決できた事例(香川県在住)
- 香川県外居住の相続人が香川県に在住の後妻に遺産分割を求めた事例
- きょうだいの1人に夫婦の財産が承継されるよう夫婦で遺言を作成した香川県内の事例
- 遠方(東京)に住んでいる相続人の財産を調査し、相続放棄をできた事例
- 父親の遺産の使い込みが指摘され、領収書を精査し支出を明らかにしたことで和解できた事例
- 母の預貯金を無断で使い込みしたことが疑われ、訴訟となったが、取引明細の開示による和解できた事例
- 遺言無効を訴えられ調停を起こされたが、証拠によって遺言の有効性が認められた事例