相続でお困りの方へ
「自分が死んだ後の相続で配偶者や子どもたちが揉めないだろうか。相続税、相続手続きで負担をかけてしまわないだろうか。」
「突然、配偶者、親が亡くなってしまった。なにをどうしたらいいのか分からない。悲しくて考える余裕もない。」
「相続人の中に身勝手な主張ばかりして話を聞かない人物がいるせいで遺産分割協議が整わない。預貯金も引き出せないし、固定資産税をだれが払うのかも決まらない。」
「遺言が見つかったが、亡くなった被相続人がこんな遺言を残すわけがない。筆跡も怪しい。遺言作成時には認知症だったはず。」
相続においては、上記のような不安、疑問が発生し、中には紛争化してしまっているケースがたくさん存在します。
なぜ、このようなことが起きてしまうのでしょうか。
相続というのは、被相続人の人生が凝縮された出来事になります。そのため、千差万別の背景事情に基づき、複数の登場人物がそれぞれの立場で関わることになります。
相続にあたっての被相続人の想い、相続人の想い、相続人でなくとも被相続人と密接な関係をもっていた人の想いがみんな一緒であるということはありません。そのため、それぞれの想いが絡み合い、ときとして、衝突し、紛争となってしまうのです。
どの立場であっても、相続が発生する前であっても、相続の知識を身に着け、不安・疑問を解消しておくことは、想いの衝突を避け、紛争を防ぐ、または解決するために有用であります。
せっかく、当事務所のHPをご覧になっていただいているので、気になるところだけでも読んでいただき、紛争の予防や解決に役立てていただければと思います。
一体どんなことが問題に?具体的な相続争いの内容とは
具体的な相続争いの内容は、実際に経験した人にしか分かりません。
家族構成や遺産の額によって、千差万別なのは言うまでもありませんが、相続争いで多く見受けられるのは、以下のような場合です。
・兄から、理不尽な遺産分割協議書に判を押すように求められた
・母と姉が結託して、自分に不利な遺産分割を進めている
・遺言書が見つかったが、自分の取り分が少なく、本人が作成したのか、疑わしい
・腹違いの兄弟と遺産分割をすることになったが、揉めそうである
大変悲しいことに、家族同士でも、遺産が絡むとトラブルに発展してしまうものです。
むしろ、「家族同士だからこそ争いが大きくなってしまう」といったケースも少なくありません。
当事者のみの解決は避けよう!遺産相続で悩んだら弁護士に相談を
では、遺産相続において、こんなにも家族間の争いが生じてしまうのはどうしてなのでしょか。
その主な理由には、相続人の中の誰かが、自分の都合の良いように、理不尽な要求を通そうとするといった事情が挙げられます。また、家族という近しい間柄が引き起こす、「感情的な協議」も理由としては無視できません。
従って、相続人が当事者同士で話し合っても埒が明かず、争いが長期化…最後には、精神的な消耗戦になってしまうこともしばしばです。
そんな状況に追い込まれた時、弁護士に相談していただければ、最終手段である訴訟を念頭におきながら、あなたに適格なアドバイスすることができます。また、直接話し合いをすることがストレスで精神的にしんどいというお話もよく聞きます。弁護士であれば、あなたの代理人として、相手方と交渉することが可能です。
ご相談の例
相続が発生している方
・遺産分割問題解決の流れ
・特別受益と寄与分
・遺留分侵害額請求(旧遺留分減殺請求)について
これから相続を迎える方
・相続手続きの流れ
・遺言の勧め
相続争いが厄介なのは、一旦、当事者同士で感情的に揉めてしまうと、感情的対立の深まりが原因で混乱が生じ、解決までにいっそうの時間がかかってしまう可能性が高いところです。うちは大丈夫と思っていても、紛争の種がくすぶっているかもしれません。紛争になる前に弁護士に一度相談していれば防げる紛争の種というのも多数存在します。お早めにご相談いただければ、専門家の立場から迅速な解決を図ることができるかもしれません。
また、家族とのつながりが相続が原因で切れてしまうというのはとても悲しいことです。
修復困難な関係になってからでは遅いのです。そうなる前に、そうならないようにいち早く、専門家である弁護士にご相談ください。
なお、ご相談にあたっては、今抱えている疑問、浮上している問題、親類縁者の状況、故人のこと、等々、あなたが抱える不安の背景事情を教えてください。こんなことまで話して聞いてくれるだろうかと心配になる必要はありません。
弁護士への相談は慣れないものですが、躊躇せずに、あなたのお悩みをお聞かせください。