相続 よくある質問

Q 故人は単身でアパートを借りて住んでいました。相続放棄を検討しているのですが、アパートに残された家財はどうしたらいいのでしょうか。

A まず、相続放棄をしたのに、アパートに残された家財を撤去する責任があるのかという点ですが、仮に全ての相続人が相続放棄をしたとしても、相続人らには、相続財産であるアパートに残された家財を管理する義務が残ります。

相続財産の管理義務を逃れるには、相続財産管理人という人を家庭裁判所に選任してもらう必要があります。ここで問題となるのは、相続財産管理人を選任してもらうためには、予納金を裁判所に納めなければならないという点です。この予納金の額は事案によるのですが少なくとも30万円程度は必要になります。この予納金の問題があるため、アパートに残された家財の管理から免れるために、予納金を納めて相続財産管理人の選任を申し立てることは実際にはほとんどありません。


したがって、現実的な対応としては、単純承認とみなされないよう注意しながら、家財の撤去をすべきということになります。中には、すべての相続人が相続放棄をしたことを知った大家さんが、大家さんの負担で家財を処分してしまっているということもあるかと思います。


単純承認とみなされてしまわないために、次の点に注意しなければなりません。民法には、「相続人が相続財産の全部又は一部を処分したとき」は、「相続人は、単純承認をしたものとみなす。」との規定があります。ここでいう処分とは、経済的に意味のある処分のことをいいますので、価値のないものを捨てたとしても単純承認とはみなされません。また、被相続人の持ち物を相続人の誰かが取得したとしても、それが形見分けの範囲と言える場合には、単純承認とはみなされません。ゆえに、アパートに残された家財を捨てたりする場合には、一定の経済的な価値があるものかどうかという点に注意を払う必要があります。


10万、20万の価値がありそうな家財や時計などが見つかった場合には、捨てたり、売ってしまったりすることは避けて、持ち帰って保管しましょう。


どうすべきか不安が生じた場合には、単純承認とみなされて負債を相続してしまうことの内容弁護士のアドバイスをもらっておきましょう。

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